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キイトルーダ®の併用治療の前に





治療を受けることができない可能性のある方


以下の項目に該当する方は、キイトルーダ®とエンホルツマブ ベドチンの併用治療を受けられないことがあります。

  • キイトルーダ®やエンホルツマブ ベドチンに含まれている成分と同じ成分に対して、過敏症症状を起こしたことがある方

【過敏症症状の例】

過敏症症状のイラスト

キイトルーダ®電子添文、エンホルツマブ ベドチン電子添文より



キイトルーダ®とエンホルツマブ ベドチンの併用治療を受ける前に


治療を始める前に、以下の項目に該当する方は、必ず担当の医師や看護師、薬剤師にお伝えください。

薬や食べ物にアレルギーがある

自己免疫疾患に現在かかっているか、過去に自己免疫疾患にかかったことがある

間質性肺疾患**にかかっている、または以前にかかったことがある

現在、使用している薬がある

臓器移植または造血幹細胞移植をしたことがある

結核に感染している、または過去にかかったことがある

血糖値(血液中のブドウ糖の濃度)が高い、もしくは糖尿病と言われている(言われたことがある)

肥満の傾向がある

手や足がピリピリとしびれたり、感覚がなくなることがある

肝臓の数値に異常があると言われたことがある

女性:妊娠中(妊娠する可能性がある場合も)または授乳中である

男性:パートナーが妊娠する可能性がある


* 自己免疫疾患とは、本来自己には攻撃しないはずの免疫機能が、自分自身の身体や組織を攻撃してしまうことで生じる病態です。
例:膠原病(関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、強皮症、多発性筋炎、皮膚筋炎など)、クローン病、潰瘍性大腸炎、バセドウ病、橋本病、1型糖尿病など。

** 間質性肺疾患とは、肺の炎症や損傷により、肺の組織が硬くなって、二酸化炭素と酸素の交換がしにくくなる病態です。(症状:階段や坂道を上ったり、少し無理をすると息切れがする・息苦しくなる、空咳、発熱など)

† 病気になった造血幹細胞(赤血球、白血球、血小板をつくり出す細胞)を健康な造血幹細胞と入れ替え、
正常な血液をつくることができるようにする治療です。

‡ 胎児への影響や流産が起きる可能性があります。なお、キイトルーダ®とエンホルツマブ ベドチンの併用治療中に分かった場合も、必ず担当の医師や看護師、薬剤師にお伝えください。

キイトルーダ®電子添文、エンホルツマブ ベドチン電子添文より






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